高知の週末はまず、オーガニックマーケットです。
毎週土曜日にやっていて、市内からは離れていますが
今年はちゃんと1時間に1本のバスもあり、去年より行きやすくなっていました。
夏野菜セット(小)というかわいらしいセットを買いました。
ちゃんと袋が手作りで折られています。
オーガニックフェアトレードの珈琲豆の焙煎をされている「はなればなれ珈琲」さん。
ここで一杯珈琲をいただきながら、話をしました。
草の匂い、直前までの雨が蒸発していく湯気のような湿気。
そんな中、テントの下、静かに穏やかに珈琲を出している風景は
いつ見ても印象的と感じます。
昨日の日曜日は音楽家の園部さんに1日お付き合いいただいてすごしました。
まずは「歩屋」さんへ。
テラスのお昼ご飯はなんといっても広がる風景がごちそうです。
食べている途中、スコールのような雨になり、南国の空気を満喫。
和食定食でも和食というより、もっと南国なイメージがして
風景にも空気にもぴったりなおいしさでした。
そのテラスで国立出身の2人にばったり会ったのは
びっくりです。
高知・国立姉妹都市説が飛び出したり。楽しく会話したお昼でした。
その後、前々から噂に聞いていた「DEN」さんへ。
みかん畑の合間の道を進んでいくとある、素敵なカフェでした。
静かで落ち着いていて、おしゃれなのに
店主の福美さんは気取らない笑顔。そこが素敵な理由でもあるのです。
窓から見えるのは緑と静かな道のみ。
DENさんから歩いて少し奥まで行ってみると
静かなみかん畑と農家の集落がありました。
幹線道路からは見えない静かな暮らしの風景を
垣間見ることができました。
高知の人のパワーや開放的な側面だけでなく、
自然が豊かで静かな土地での穏やかな暮らしを楽しんでいるところを
感じることができる時間でした。
それが孤高、という感じでなく、人がゆるやかに訪ねてきたり
時に街に出たり、という距離感がいいなあ、と。