盛岡は「行ったらきっと好きになる街」と人に言われていたこともあり、
とにかくは行って、人に会って、空気を感じ取ってみたいと
前々から日程を決めていました。
前日ぎりぎりまですることがあり、睡眠3時間で
早朝、国立を出発。
さすがに新幹線で熟睡。
ふと、目をさましたら、この風景。
思わず眠気が飛びました。
盛岡に着いてまず感じたのは緑が深いということ。
木々が深々と茂った森の山が近くにある感じ。
街の中にいても気持ちのいい緑を感じる。
おお、話に聞いていた盛岡にやっと着いたと思いつつ
まずはcartaさんへ。
カフェであり、人と人が出会うところ、と聞いていましたが
確かに、加賀谷さん夫妻のおだやかさや場を
感じつつ話しをしながら。
古い建物をシンプルに利用した落ち着く空間。
長旅の後で、まずはミントティーですっきりリフレッシュ。
そしてまずは盛岡正食普及会へ。
古い蔵で雰囲気があります。
マクロビオティックや野菜中心の食生活をしている人にとっては
興味深いお店です。
そのすぐ近くにある「くふや」さんでお昼ごはん。
着いて早々、玄米と野菜、お魚のおいしいお昼にたどり着けただけでも
なんだか盛岡はすごいところ、と感じてしまいました。
丁寧な作りのおかずがいろいろと3日間水に浸けてから炊いた玄米。
鰈の煮付けは色が濃くて塩味がきついかも、と思いきや
丸みのある味わいでおいしい。
音楽のない、静かなお店で窓の外には中津川があるため、
開けた空が見えます。
だんなさんがいろいろお話してくださって、その後おすすめの
光原社の可否館へ。
珈琲道というよりは珈琲文化を感じさせます。
そのまわりにあるものたちー時間と空間、場、人、器などー
が大切にされています。
奥に整えられた中庭が静かで清々しく
コーヒーを入れて下さる方の所作が茶道のように
背筋が伸びた空気があります。
でも気取りがあるというのとは違う、やさしい穏やかさもあり
すごいなあ、と感じながらコーヒーとくるみクッキーをいただきました。