青木隼人さんの新しいCD 「equivalent」。
この静かでゆったりとした時間を奏でるCDが
夏らしく暑い時に出た、というのが考えられている。
これでもし虫の声が窓から入ってきたら
心のざわめきを静めてくれるでしょう。
実際の私自身は、秋をイメージするために、
頭を働かせるために、エアコンを使っていますが、
扇風機とエアコンの存在が意識から遠ざかる感じ。
静けさと心の落ち着きと集中。
今という時に集中した状態へと導いてくれるような音楽。
ゆったりと静かなのに、重い気分、もの悲しい気分に
誘い込むわけでもなく。
そこが貴重なものと感じます。
青木さんデザインのジャケット。
竹内紙器さんがしっかりと刻んだ箔押しは
美しい佇まい。