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『アロマテラピー精油事典』150の精油ガイド
楽しみに待っていたバーグ文子先生の『アロマテラピー精油事典』
が出版されました。
この本は「一般書」という扱いで出ているようなのですが
エッセンシャルオイル150種も取り上げていて
成分のこと、禁忌のこともしっかり書かれているので
安心してエッセンシャルオイルを使うにあたっての
まさに辞書的な内容です。

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著者であるバーグ先生は パトリシア・デービス氏が作った学校である
London School of Aromatherapyの日本校の校長をされています。

IFAの学校なのでイギリス式のアロマテラピーを中心にしつつ
フランス式アロマテラピーの最新情報なども
日々の授業で私自身、この数年間、学ばせていただいています。

ドイツの化学者であるカート・シュナウベルト博士や
プロヴァンスの自然療法士のネリー・グロジャン博士とも親しくされているので、
化学的な最新情報の面と、ホリスティックに精油を捉える視点と
フランスでの使用方法など様々な情報をいつもアップデートされている方。
その多面的な知識と経験を凝縮して執筆された本という感じです。

各精油1ページという限られた文字数の中に
膨大なリサーチをどう落とし込んで行くか頭を悩ませつつ仕上げた、といった
お話も授業の時にされていて。
この本のすごいところは、「情報源がどこにあるのかわからない『孫引き』
で作られた本」ではないところです。
執筆にあたってバーグ先生自身が英語、フランス語の古い文献を直に確認したり、
海外の論文も含めてリサーチされていて、
どこから出た情報かの大元をたどっていることです。

今、精油はたくさんの種類が出回っていますが
その学名を確認して、安心して使えるようにするために
(あるいは使わないほうがいいか)判断を助けてくれます。

例えば「セージ」は神経毒性がある、と本によっては書かれています。
それでもセージを積極的に使うフランス式の考えもあったり。
どのセージのことを言っているのだろう?とか、
本当のところどちらなんだろう?と思った時に、瓶の学名を見て、
この本を読むとどう判断するといいか分かります。

使い方、使用頻度、使用する人の状態など。
ひとくくりに「危ない」とか「使ってはいけない」と言えることではなく、
学名が違う植物を1つの一般名で呼んでいる場合も多く。
そこをまず確かめる手がかりになってくれます。

最初の1冊目だと、情報の奥の深さをすぐに理解できないところがあるかも
しれませんが、最初にしっかりとした本と出会えるのは幸運と思います。
(私自身、20年以上前、出たばかりのパトリシアデービスさんの事典を端から端まで
調べては読み、としていました。)

ワークショップをしてアロマテラピーを教えているような方や
長く学んでいる人にとっても確認したり、調べたり、心強い存在です。
by na-hira | 2016-07-16 13:21 | アロマテラピー
「野らフェス」ではありがとうございました
この前の日曜日はいわき市にある「野らぼう」さんが
中心となった「野らフェス」に参加してきました。
野らぼうさんファミリー全体の力強さを感じながら
エネルギッシュな行動力とともに、おおらかさがいつも根っこにある
稀有な一家に、たくさんのものをいただいた1泊2日でした。

そして、野らぼうさんとつながる地元のみなさんにも
準備のことなど、いろいろとお世話になってしまいました。

話に聞くことと、実際にその場を体験することの違い。

実際に行ってみて、
この新鮮な驚きや田園風景の美しさや気取りのない感覚、
あたたかい気持ちをたくさんいただいて。
あまりにぎゅっとつまった1泊2日で、すでに遠い過去のようでもあります。

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アロマテラピーのパーソナルなブレンドについても
たくさんの素敵な出会いがあり、
貴重な1日となりました。
興味を持ってくださったみなさま
どうもありがとうございました。


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前日の雨から一転して、清々しい空気と青空の早朝。
「野らぼう」さんのお店は、フェスが始まった後は混み合っていて
私は入るのを夕方まで遠慮したほど。


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ビニールハウスの中は美しく葡萄を這わせたフェス会場になっていました。
早朝の静けさと日中の混雑ぶりの対比は予想以上。
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早朝、開店準備をしているGARAGEさんも国立から。
器や服をお庭に面したところに並べて
気持ちいい風景。
色もきれいに緑と青空に映えて、いい雰囲気。


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古本泡山さんも国立から。
当日朝到着して、たくさんの本を並べ中。
充実の品揃えでした。

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フジカワエハガキはデッサンと絵葉書。
屋外でのデッサンは気持ちよさそうでした。


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アロマテラピーで参加したnatsuno hiraiwaは
まずはお話しながら、香りのブレンドの方向を決めていきました。
野らぼうファミリーのお父さんが長年かけて一から石を組んだり
木を植えた、というお庭のところにテントをはってくださって。

梅雨の最中にこんなに気持ちのいいお天気とフェスが重なる、という
幸運にも恵まれて。
たっぷりと余韻が残るフェスでした。
by na-hira | 2016-06-28 20:46 | アロマテラピー
エッセンシャルオイル 初めての
昨日新しく手にしたいくつかのエッセンシャルオイルのうち、
ケープカモミールとヤロウは初対面のもの。
あまりマニアックになりすぎないように、と思いつつも
初めてのものを見ると、まずは体験してみたくなり…。

どんな香り、色なのか、見比べるのに
ジャーマンカモミールも並べてみました。
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ケープカモミールは南アフリカ固有のもので
買い占めもあってかなかなか流通しなくなっていたようです。
かわいらしい「アップルタイザーのような」甘く爽やかさもある香りと
ほのかにカモミール的な香りもあり。無色に近い感じ。

ヤロウも初めてで、美しい水色でした。
香りはやさしく、ほのかにキャロット的香りも感じたり。

手元にあるジャーマンカモミールはインクブルー。
薬っぽい感じのある香りですが
ほのかに感じるくらい離しておくと
ほっとする香りでもあります。

エッセンシャルオイルは植物の生えている地域(野生)の
環境が保持されているか、政情が不安定になりすぎない、
そして絶滅するほどの乱獲がおこらない、
大きな会社の買い占めに合わない…。
そんな問題を乗り越えて、やってくると思うと
しっかり大切に生かし切らなくては、と思います。

6月26日、いわきである「野らフェス」では
その方に合わせたオイルのブレンドをしようと思っています。
by na-hira | 2016-05-29 11:53 | アロマテラピー
ローズマリーの蒸留体験
先日、ローズマリーの蒸留を見ました。
大きな窯ではなく、小さなサイズではありますが
ガラス製の蒸留器なため、中の様子が分かります。
理科の実験を思い起こすような装置です。

小さい蒸留器とはいえ、たくさんの葉が必要かと思っていたのですが
この量であれば、やってみたい、と思う現実的な大きさ。

水蒸気蒸留というのは、芳香植物に蒸気をあてて
蒸発したものを集めて精油とハイドロレート(芳香蒸留水)を
得る方法です。

化粧水やお風呂に入れたりする以外でも
自分で蒸留した芳香蒸留水であれば飲むのも安心です。

ムイエットで香りを確認してみると
できたてはちょっとえぐみのようなものを感じますが
少したつとむっとする感じは薄くなり爽やかなローズマリーの香りに。

できたてのローズマリー蒸留水をいただいたのですが
精油成分が表面に浮いていたので
肌につけてみるとしっとり。
植物からのエキスをいただいていることを
はっきりと感じます。
ローズマリーの香りがくっきりと立ち上がり
自分で蒸留できたらいいなあ、と思うのでした。
by na-hira | 2016-02-29 11:09 | アロマテラピー
アロマランプの活用
インフルエンザが流行っているようです。
それだけでなく、風邪をひく方も多いようです。

アロマディフューザーのような本格的なものでなくても
豆電球でお皿の上のエッセンシャルオイルが温まる
昔からのアロマランプ。
これが感染予防に効果的、ということです。
臨床的な観察の結果、空気殺菌に効果を上げると
実証されている、と。

フランスのジャン・バルネ博士の本「植物・芳香療法」の中で
「毎日、タイム、ラベンダー、パインニードル、ユーカリなどのエッセンスを数滴」
を「20年近く前から利用している」と書かれています。
1964年に初版が出て1988年に日本版が出た
アロマテラピーの歩みの中でも貴重な本です。
(私はまだ拾い読みしかできていませんが。)

タイムは少し高価だったり、手に入りにくい精油なので
(アロマテラピーの専門店ならあるはずですが)
レモンやベルガモットもいいと思います。

週末には少し寒さがゆるむようですし、
香りで心楽しく、冬の終わりを元気におすごしください。
by na-hira | 2016-02-08 19:43 | アロマテラピー
ホリスティックアロマテラピー卒業
2年近くかかってアロマテラピーの国際組織である
IFAの設定しているホリスティックアロマテラピーのコースを
終えました。
先日IFAの試験も終えましたが、
その結果は2ヶ月ほどしないとわかりません。

それでも1年半のコースの卒業ができた、ということで
ひとつ山を越えたところです。

この2年近く(IFAの試験日程の関係で2年近くになってしまいました。)
の集中的な学びで分かったことは、奥の深い世界の
スタートにやっと立った、ということです。

日々経験を積んで、学びも続けながら
実践をしていきたいと思っています。

一人の人の持っている個性。今心身が必要としていること。
服もアロマテラピーも、すとんと腑に落ちるようなものになったら
生きやすいというか、自然体でいてその人の持っている輝きが
増していくのだと思います。

そんなイメージをあたためつつ、
いつものように、自分にできることはひとつ、ひとつ。
一足飛びにはいきませんが、
アロマテラピーのことも実践していきたいと思っています。
by na-hira | 2015-10-03 19:37 | アロマテラピー
ヘリクリサムの精油を
ヘリクリサム、あるいはエバーラスティングについて。
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昨夜、うっかり手がすべり分厚く重い本を足の上に
落としてしまいました。
しかも背の角が足の甲の上に。

これはまずい(足の小さい骨を折ったという人が何人もいるのを聞いていて)
…と思うほどの痛みでしたが
とっさに「ヘリクリサム!」と思い立ったら、急にわくわくと。

普段球技などのスポーツをするわけでもないので
打撲は少ないから、これは貴重な実験だ!と思い立ちました。

エバーラスティング、イモーテルとかヘリクリサムと呼ばれる
学名 Helichrysum italicumの精油はあざができにくくなる
抗凝固作用や抗炎症、鎮痛作用もあるといわれています。
(妊娠中、てんかんを持つ方は使用をひかえたほうがいい物質が
含まれています。)

そしてつけてすぐ、その場ですうっと痛みが引き、
(別にミントのようにスースーするものではありません。)
ほんのりと赤みがあるものの、内出血ができませんでした。

打撲、怪我(皮膚、体の組織ともに)などのために、
ヘリクリサムは素晴らしい効果を持っていると
さんざん聞いてきましたが、やっと実践する場になり。

救急箱に入れておくにはちょっと高価なものですが
もしスポーツや仕事などで体をぶつけて内出血をしたり
こぶを作ったり、ということが時々ある人には
とても心強いエッセンシャルオイルです。

香りは草っぽく、華やかさはありませんが
私はだんだんとほっとするような感じがするようになりました。

皮膚の傷跡にもよいし、
香りということよりも効果重視でスキンケアにも。

希釈して使って下さい。

追記:今日になって、痛みはなくなっていて
内出血にもなりませんでした。効果がはっきりと。
by na-hira | 2015-08-29 12:28 | アロマテラピー
IFA 30周年カンファレンスへ
この週末の2日間、IFA 国際アロマテラピスト連盟
の30周年カンファレンスに行ってきました。
カンファレンスでは、「あの本を書いた」という形で知っていた
方々の講演がありました。

こういう国際会議に出ることで、共通語としての英語を
学ばざるを得ない、と痛感したり、
「聞いてみたい」と自分さえ思えば質問できる、
という直にいろんな方に会える良さを感じました。

講演の形では分からない、一線で活躍されている方達の
フレンドリーな人柄や、現場でどうしているのかが
伝わる話など、集中した2日間。

自然から得られるエッセンシャルオイルを使うので、
地球規模の環境の問題も無縁ではありません。
そんな難しさやグローバリゼーションの怖さも感じつつも、
何も成分を操作をしないエッセンシャルオイルの香りの力や魅力を感じ、
関心を持つ人が広がることには希望があります。

イギリスが本部の組織なので、また日本でカンファレンスが
行われるのは5年後なのかもしれません。
その時、自分はどんな自分なのか。
そんなことを考える帰り道でもありました。
by na-hira | 2015-06-22 12:15 | アロマテラピー
ジャスミン
今回のroom 103での3人展で
お花をいくつか購入しましたが、その中の1つが
大輪ジャスミン。

大輪ジャスミンという名だと押しが強そうですが
枝振りも花もすらりとした姿で風に揺れ涼しげです。
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今朝見たら涼しげな花がいくつも咲いていて
香りはびっくりするほど濃いので、よくよく見ると
Jasminun grandiflorumという学名の札が
根元に埋まっているではありませんか!

アロマテラピーや香料業界でも
使われる品種です。
お昼近い今頃は花がもうしなりとし始めていて
夜明け前から収穫を始める、というのがうなずけます。
朝早くベランダに出よう、と思ったら
早起きのための新しい楽しみが1つ増えました。
by na-hira | 2015-06-04 11:49 | アロマテラピー
植物オイルは生きもの
植物は生きている、という当たり前のことが
「製品」というパッケージに入った姿になると
忘れられることもしばしば、と感じます。
アロマテラピーをしている自分でさえも
はっとすることもしばしば。

先日使用したホホバオイルは、今まで何度も購入している会社の
オーガニック・未精製のもの。
それが今回は今までにないくらいナッツのような香りがはっきりとしていて
初めての方はびっくりしたかも、と。
高田邸の当日に開封したばかりの、購入したてのものなのですが、
やはり植物オイル自体の香りの(好き嫌いの)確認も
確実にできる時間があったらいいな、と
次の機会に反映したいことのひとつになりました。

フランス式の成分重視の処方でいくアロマテラピーは
「香りは関係ない」と断言する医師なども多いと聞きます。
私はイギリス式アロマテラピーを中心に
学んでいるのですが、やはり最終的な香り自体は大切、
という方向でブレンドを考えます。

エッセンシャルオイルを希釈する植物オイルについては
「香りの邪魔にならない」ために精製されたものと
「薬効成分、有効成分をなるべく残した未精製のもの」
=植物オイル自体の香りがあり、くせを感じる方もいる、
ということを天秤にかけて悩ましいところではあります。

とはいえ、自分自身日々経験をつんで
「香り」のことも少しづつお知らせできたら、と思います。
by na-hira | 2015-02-12 10:58 | アロマテラピー