メディカルハーブティー
空気が爽やかで気持ちいい日和ですが、
頭のイメージしてしまう空気より肌寒い数日。
身近な友人も体調が、という人も結構いるし
気温の変化や季節の変化に体がまだ対応していない感じ。

今日は注文していたメディカルハーブティーが到着。
さっそく真剣に(それがミソかも。)出してみました。

小さなすり鉢で擦って成分がしっかり抽出されるように。
水の量もしっかり測ってみました。
パッケージの封を切ったとたんいい香りがしたから
フレッシュであるのがわかります。
10分しっかり置いて。

胃腸ブレンドを飲んでみましたが、ちょうど胃がしくしくと
していたので、これは実験にぴったり(?!)とばかりに
てきぱきと準備。

いざ。
…香りと風味を楽しんで、あまり待たずに胃の痛みが治まりました。
おいしく、いい香りで、すり鉢を擦っているだけでも
うれしくなってきたから、「良薬口に鼻に清々し」。
ハーブティーを真剣に出して味わうこと。
それだけでリフレッシュされました。

みなさまも、リラックスして体調を整える週末、と思って
ゆったりおすごしください。
# by na-hira | 2013-05-02 22:17 | slow life
匙屋さん
雨の早朝から、爽やかな晴天に。
連休の中休みですが、なんだか街はのんびりしています。

匙屋さんに行ってきました。
夏をもってお店を仕舞う、ということです。
名残惜しむ人が開店早々、次々とお店を訪れていました。

今は版画展ですが、匙屋さんのスプーンはもちろん
心魅かれるものたちが様々に、静かに穏やかに、佇んでいました。

そこに行くと誰かしら知り合いに出会うことも多く
穏やかな気持ちになれる場所です。
まだまだこれから企画が続くようです。
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   バラの「緑光」は我が家の中では一番古いかも。
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   ローズゼラニウムは古木のような枝振りでも
   しっかり咲いてくれます。
# by na-hira | 2013-05-02 13:11 | 日々のこと
サテシュさんの授業が本のかたちに
「英国シューマッハー校
サティシュ先生の最高の人生をつくる授業」

辻信一さんのゼミの学生がシューマッハーカレッジに
1週間滞在した時の授業の記録。

サティシュ・クマールさんの本には生い立ちからの話しもあり、
本当にすごい人で、すごい経験をしてきた人。
それなのに2009年来日講演会でも、チャーミングという言葉が
思わずでてきてしまうような笑顔が素敵な柔らかな人。
言葉に力があると同時に、謙虚な姿勢と暖かさがあって。

本質的なことを、誰もが腑に落ちるような、
体験したことがあるようなものを例えにして
分かりやすく語ってくれる言葉だから強く響く。
難しげな言葉を使って人を煙にまくのとは対極の姿勢。
大切なことを、言葉を大切にシンプルに選んで伝えてくれる人。

その人の授業。
そして、シューマッハーカレッジはずっと行ってみたい所。
なので、本が届くとすぐに読み始めました。

今学校のことや将来に悩んでいる学生の人(中学生や高校生も)
これからどう生きていくか考えている人
自分にとって仕事とは?と考えている人
それだけでなく、自分に始められることってなんだろうと思っている人
ちょっと落ち込んだり、今自分と向き合っている人
もちろん何も先入観なし、という人が読んだとしても何かが起こると思います。

いろんな人の心に届く力強い言葉が詰まっています。
どれもあたたかい気持ちになったり、肯定的な気持ちになれる言葉なのが
サティシュさんならでは。

似た題名ですが「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル著
という本のクールさとおもしろい対象をなしている本でした。
これはデーターを重視しているから、ある種、人が人をモルモットに
しているような、後味の悪さがつきまといました。
(実験で、こっちの行動にいい結果が出るとどうしても思えない、ということを
ある人々に被験者としてではあっても何も知らせず何か月もさせたりする実験があるので)
もちろん知らなかった!というデーターもあったし、瞑想についても書かれていて、
興味深い内容でしたが。
こちらのサティシュさんの授業の本は全くそういうものではなく、
私は読んでいて何度も涙がこぼれました。
学生たちと一緒にその場にいたような気持ちで読み進んだから。
そして人の内に宿る智慧を言葉にしてくれている、という感じだから。

人との出会いで得られる学びの大きさ、生命力の源になるような力。
サティシュさんの授業その場に立ち合っていない自分も、
心に灯る言葉を胸にそれをどう自分は行動とするのか…。

「私たちにできる最大の贈り物は、
ただそこにいるということ。」

こういう温かい言葉もあって、だから即何かにつなげる、と
あせらなくても、自分で咀嚼する時間もあっていい、という気持ちを抱けます。

一気に読んでしまったので、もう一回読み直そうと思っています。
# by na-hira | 2013-04-30 20:24 | books
agreable musee 祝20周年
昨夜は国立にあるagreable museeさんの20周年のお祝いの会に
行ってきました。

中野さんのセレクトが年々しぼりにしぼったものを充実させて、
石田さんの野菜穀物豆などを中心としたおいしいごはんも食べられるお店。
でも、一般的な「お店」というイメージに収まらない存在で
変化し続けているお二人です。

昨日はアットホームな雰囲気のパーティーの中、
中野さんがフラを踊ったのを初めて見て感動。
中野さんの本当に生き生きとした表情と笑顔が眩しく美しく。
いつも静かにしっかりとお店を盛り立て支える石田さんが
手話の振り付けをしながら歌った姿もよかった。
歌うこと、踊ること、生きる中で共有したいことが
オープンに表現できる場を自然な形で作っていて。

「こうしなければいけない」をどんどん脱ぎ捨てて
生きたい道を、どんな風にしていくと形にしていけるかを
探しつつ築くお二人に、いい刺激をたくさんいただいた時間でした。
# by na-hira | 2013-04-30 16:57 | 日々のこと
野口さんの講演会
今日は野口種苗店の野口勳さんの講演会に行ってきました。
本当に空恐ろしいことが世界で、そして日本で進行していて
TPPに入れば、即現実の問題としてより切迫した問題になります。

講演は3時間休憩無しの濃い時間。
会場は満席で、途中帰る人もいない。
関心の高さが分かります。
そして集まった人も若い世代が中心の印象です。

まず食べ物を生み出してくれる種を世界の片手で収まる数の企業に
押さえられてしまう怖さ。
個人が種を交換したり、自分が採った種を売ると犯罪になってしまうかもしれない
将来の怖さ。(それも現実味を帯び始めているのです。)

「まず今からできることは?」の問いに対して野口さんは

自分がずっと育てている食物の種を採って
自分の家族や子孫が食べることだけは許される。(売買は許されなくなったとしても)
だからできるだけ多くの人が今のうちに在来種の種を
自分で育てて、自分で種を取って、育て…ということを始めること、と。

SFのようなことが次々と現実になってしまっている…。
でもこの一粒一粒作戦こそが
これから大切になってくるし、希望になると思えます。

小さい動きで人と人がつながって行くこと。
小さなことがつながって、川の流れになっていくこと。

これを聞いたら、確かに少しでいいから
始めるしかないです。

野口さんの本「タネが危ない」には、世界の蜂が突然失踪していることなども関係させつつ
仮説も含めて、種の世界(世界の人が食べ、生き延びて行くための源)で
なにが起こっていて、進行中か説明してくれています。
# by na-hira | 2013-04-28 19:05 | 日々のこと