サンビーム in 西京極
モーネさんの打ち合わせの翌日は、欲張らずに早めに東京に帰ることにしていました。
ということは、行く所は1つ。これはなかなかないチャンス、と思って「サンビーム」にうかがいました。

「サンビーム」はモーネ工房のスタッフ、小松美帆さんのお父様、お母様のされている喫茶のお店。初めてよくよく地図とにらめっこしてみると西京極駅は案外中心部から近いのです。それでいて駅に降り立つとはっきりと空気にのどかさが感じられます。目指すは球場の近く。その日は高校野球の京都大会開会式、ということ。ちょうどマーチのような音楽とともに高校の名前が間を置きながらアナウンスされていて、ちょうど入場してきているらしい。しっかりとした夏の日差し、木々の深い緑、音楽など。なんだか異国情緒があった。いったいどこなんだろう?と思うような。でもなつかしいような感じもある。昭和の風景ということ?

そうして着いたサンビーム。小松さん作というシフォンケーキとコーヒーをいただきました。軽やかにしっとりと。でも上に乗った柑橘のピールがほんのり焦げ目がついてアクセントになっている。ちょっとキャラメリゼしたような苦み。ふんわりだけでない、変化のある一品に小松さんの姿が重なる。そして、井上由季子さんおすすめのポテトサンドを帰りに、と持たせてくださって。本当になんといっていいやら…。外見はしっかり大人なのに、子供に帰ったような気分。近所の人にやさしくしてもらったような。旅先でのこんなことは、本当に印象に残るひととき。帰り道は開会式が終わって球場から出てきたあふれるほどの高校球児たち。こんなに坊主頭にしたばかりの球児が集まっているのを見る機会もなかなかないだろう。そう思ってポラを取り出す。クローバーがふわふわと茂ったところで子供がキャッチボール。小学生には高校生がすごく大人に見えるんだろうな。

追記:新幹線でいただいたポテトサンドに「白い美学」という言葉を思い浮かべました。白い食パンは軽めにトーストされている。シンプルに白いポテトサラダは味わうとキュウリや玉ねぎを感じるけれど、一体感がある。とてもやさしい味わい。おいしかったです。
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by na-hira | 2010-07-12 17:36 | 日々のこと
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