春野菜
フレッシュな小松菜とブロッコリーをかえる食堂松本朱希子さんからいただきました。
お父さんが作られているという有機栽培の貴重品。
かわいらしい大きさで若々しいので、なれべく手をかけず、その風味自体が生きるように。

そんなことで、小松菜はサラダに。
その日ちょうど文旦をいただいたところだったので、文旦も入れて。

風味が濃くてびっくりするようなブロッコリーは調理法を分けてみることにしました。
一つはサラダ。練り白ごま、白味噌、レモン汁、少々のお醤油、少々のオリーブオイルでソースを作り合えます。時間が経つとマリネされたようになり、なじんで食べごろに。

もう一つのブロッコリーの一品は、鍋に少々の水を入れて、ブロッコリーを入れ、ふたをします。
火がまわって来た感じになったらふたを開け余分な水分をとばして、塩、オリーブオイルをさっとかけ、火を止めます。菜の花のときはそれだけでいただくことも多いのですが、今回のブロッコリーは味も香りも濃かったので、それに負けないけれど殺さないもの、と思って白ごまを煎ってさっとすったものをふりかけました。

素材が生き生きとおいしそうだと、これを生かすには?とわくわく。
新鮮なところを生かすと思うと、瞬発力を試されるようで頭を回転させる楽しさがあります。

野菜を安心しておいしく食べられる有り難さ。
そしてフレッシュな生命力が体に入ってくる感じがするような野菜をいただく贅沢さ。

その日はいつもより大勢の分を調理していたので、いつもより長くキッチンで過ごして。
日々いただく野菜を育ててくれている方、
そして大地と水と空気とを思いながらの時間にもなりました。


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by na-hira | 2011-04-18 10:58 | 日々のこと
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