広瀬隆さんと山本太郎さんのDVD
山本太郎さんと広瀬隆さんのドイツへの原発についての
取材旅行DVDを見ました。

ドイツの現状、廃炉の現状、最終処分場の現状などなど。

廃炉によって出てくる廃棄物の1%しか
放射性廃棄物になっていなくて、他は一般家庭ゴミ扱いで
廃棄、あるいは再生されている、というのが衝撃でした。
明確な基準値もないままに、そのゴミからフライパン、スプーン、
眼鏡、歯科矯正の金具まで…。
すでに使われている、という事実。

広瀬さんが20年ぶりに再会したドイツの反原発運動の母と呼ばれる
フリッツさんが日本の人へメッセージを、と問われて。

「勇気を出して外に出ることです。
怒りよりも勇気を持つことです。」

89才になられているというフリッツさんは広瀬さんからの
ドイツ現状への質問に答え、
自分で車を運転してインタビュー場所のレストランから
帰っていく姿が印象的でした。

もう一つ、通りがかったドイツの中学生、高校生など若者が
きちんと考えを持ってインタビューに答えていたのも印象的でした。
家庭や学校の日常で原発について学ぶ機会があり、
話し合う場があることが伝わってきました。

DVDは一人でも多くの人に見て、知ってほしい内容でしたが
「廃炉、放射性廃棄物に対しての答えは誰も知らない。」
ということが重い事実として残されました。
by na-hira | 2013-07-09 22:49 | 日々のこと
<< 人から人へ 連日30℃越えの季節へ >>