昨夜は帝京大学 医真菌研究センターの安部茂先生による
真菌とアロマテラピーの公開講座
「健康増進に役立てるアロマの抗菌力」に行ってきました。
興味深くあっという間の時間でした。
具体的方法としては、足にいわゆる水虫(足白癬、爪白癬)があったとして
42℃の足浴にパルマローザのエッセンシャルオイルを加えるのです。
パルマローザの中に含まれるテルペノイドという成分が有効で、
エッセンシャルオイルは化学薬品より粒子が小さい。
そのため皮膚に浸透していく率が高い(約30倍!)から
薬品より効果が高い、という臨床試験結果が出ていて。
私は靴を履く時間が比較的短い上に、5本指ソックスも
履いているので無縁でいられますが
ブーツ、革靴など保温性のあるものを長時間履く方はなりやすいそうです。
足は体を支える大切なものだし、神経も細かく感じ取りやすいので
足の健康はとても重要。
エッセンシャルオイルを真菌に使うことの意義として、
真菌への効果はもちろんのこと、香りによる満足感やリラックス。
副交感神経がでることによっての安眠効果もあり、
本人が続けてみようというモチベーションも持続しやすい。
健康の底上げというか、疲れがたまっているとか
緊張が取れない、なんていう人にはぴったりです。
ですから足湯は水虫対策、というだけでなく
冷え性の人、寝付きが悪い人にも効果的。
昨日は暖かでしたが、そんな後にちょっと気温が低いだけでも
冷え冷えと感じるものです。
仕事によっては手先が冷えたりもすると思うので
日中は手浴なら、仕事中でも可能です。
(給湯室で暖かいお湯がでるなら、あっという間に可能!)
その時、お気に入りのエッセンシャルオイルを
垂らすとほんのひと時でも、効果は大きいです。
ただくれぐれもアロマテラピー専門のメーカーのもので、
皮膚刺激が少ない植物の本物のエッセンシャルオイルを
購入してください。
「パルマローザ以外のオイルでいいものは?」と質問した方がいて
「ゼラニウムもいいけれど高いでしょ」とニコニコ。確かに。