「種市」 吉祥寺にて
12/5,6のこの土日に行われている「種市」に
今朝一番で行ってきました。

在来種、固定種の野菜と穀物を中心に据えたイベントです。
TPPが現実になってしまったこの日本で
本当に大切にしたいこと、命にかかわることに
真剣に取組んでいる農家の方たち。
そしてそれを人の手に届けようと
している方たちを中心にしたイベントでもあります。

開始早々、活気があって人の熱がすごい。
並んでいる野菜、食べ物、お弁当…
どれもうれしくてほかほかし気持ちになりました。

実際に野菜を買って、食べて、話して、また先に広がること。
買うことだけでは恥ずかしい気持ちになるくらい
育てることは考えるだけでも大変なこと。
でも自分の恥ずかしい気持ちはしっかりあたためつつ
直接育て手の方と会えるのはうれしいし、顔が見えるのは
大切だな、とあらためて。

今現在、育てることをでできていない自分は
感謝の気持ちでおいしくいただきます、と
素直に感じるひとときでもありました。

でも豊かな野菜の多様な存在感を見ていると
「できることをする」という言葉を越えた、
まずわくわく楽しくなるひと時なのでした。

今日は大根の季節、ということもあって
気づけば4種類もの大根を買ってしまいました。
細く小柄な白い大根、カブのようにころんとしたもの、
鮮やかな赤い表皮のもの、聖護院大根のような立派な丸いもの。
そのほかにも大根は沢山種類があって、すごい!

どれも由来も育つ土地も姿も違うので、
食べ比べるのが楽しみです。
長崎の岩崎さんの人参や細長く大きい白菜など
野菜をたっぷり手にして感謝の気持ちになりました。

明日もあります。
育てている方自身が販売しているブースが多いので
野菜のことを聞いたり、おすすめの食べ方を聞いたりしながら
どれにしよう、と購入するのは贅沢なひとときです。

そして、そして、種つながりのCDを今日聴きました。
本当に偶然にも「Grain」(穀物の種という意味)というタイトル。
里花さんのCDを手渡してくださったCafe Slowのともこさんに感謝です。
歌声を聴いて、ふかふかとしたやわらかい土の上にやさしく降る雨が
頭の中に浮かびました。
by na-hira | 2015-12-05 17:53 | 日々のこと
<< 冬のヨガ 12月の空気とハーブウォーター >>