『サティシュ・クマールのゆっくり問答 with 辻信一』
『サティシュ・クマールのゆっくり問答 with 辻信一』
サティシュ・クマール  辻信一訳
という本は1年前に出版されていたのですが
今になってやっと手にとりました。

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日本も世界もひどい経済とひどい政治、
環境破壊、環境汚染…と問題がひしめき合っています。
そんな日々感じている問題を親しい人と話すだけでなく、
自分にできることはなんだろう、という時に
深みのあるサティシュさんのあたたかな視線、智慧を
受け取るような内容です。

日本でのサティシュさんの講演後の時間、
サティシュさんへの質問に対しての答えを
辻信一さんがまとめ、日本語にしています。

それが、サティシュさんと一緒に野を歩きながら
常々聞いてみたかったことを聞いてみて
それに対しての答えに耳を傾けるようなイメージで読んでいけます。

問いを発する人が日本に暮らす人たちなので、
多くの人が胸に抱えていることと重なることがある(と私は思う)分、
とても具体的に日々の自分につながっていると感じます。

サティシュさんという人の言葉の重みや信頼感。
これはどこから来るのか、といったら
「愛がある」ということに尽きる、と感じます。
本当に行動、実践する人であり、ユーモアを忘れず
調和と愛がいつも言葉にある、と感じるから。
いやいや、簡単に説明などできないので
まずは本を手にとっていただけたらうれしいです。

『君あり、故に我あり 』(講談社学術文庫)もすごく濃い本で、
サティシュ・クマール氏を知るのにおすすめですが、
「本を読む時間は電車の中くらいしかない」という方にも
今回の本は入りやすと思います。
(問いと答えという対話の形で、どこからでも読めるため。)
といっても内容は、とても深く染みてくるような言葉ばかりです。
by na-hira | 2016-04-21 12:19 | books
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